第一三共でMRをしていた頃担当していた医師の言葉を今でも忘れません。「痛み止めとしてではなく、炎症を抑える目的で処方した薬なのに…」それは、薬局で、医師の意図した処方とは違う服薬指導がなされている実態を感じた一言でした。医師の思いを汲み取った投薬が出来る薬局があれば、医師も、患者様も喜ぶはず。そして、薬剤師もやりがいを感じるはず。医師も、患者様も、ご家族も、薬剤師も、笑顔になれる薬局が必要。そんな思いで薬局を立ち上げました。それ以来私は、「笑顔創造ファーマシー」を企業理念に掲げております。
理念実現のため、医師や患者様とのコミュニケーションを大事にしております。処方元の先生には、私たちが笑顔創造ファーマシーたる所以をお話しし、関係性を理解してお付き合いいただいております。疑義照会をしても嫌な顔一つせず対応いただけるばかりか、患者様へのしっかりとした説明を喜んでいただけています。薬局は、惜しまず設備投資をし、薬剤師が働きやすいベストな環境を整え、服薬指導や患者様とのコミュニケーションに時間を割いています。待ち時間は少なく、コミュニケーションの時間がたっぷりあることは、患者様にとても喜んでもらえ、それだけでも薬剤師はモチベーションが上がるものです。
当社は、経営課題を抱えた薬局(後継者不在や、人員不足等)を承継し、改善することで経営を立て直すことを得意とし、店舗を拡大しております。「笑顔創造ファーマシー」は、誰もが幸せになれる薬局のカタチだと信じております。
お陰様で当社の「笑顔創造ファーマシー」に共感いただいた多くの薬局様がグループとなり2017年8月1日に株式会社akホールディングスを設立いたしました。この会社名である「a」・「k」はairy(風通しのよい)・kaleidoscope(絶えず変化するもの)の頭文字をとって命名いたしました。会社規模がどんなに大きくなってもいろんな意見が言い合える風通しの良い会社でありたい、そして変革期に入った医薬業界の中で患者様のニーズに合った形に絶えず変化していきたいという思いからこの名前にいたしました。今後はこの株式会社akホールディングスが株式会社リバーサル・株式会社あけぼの関西の持株会社になります。資本金も大幅に増資(3億円)して財務状況の健全性・安全性を図っていきます。そして調剤薬局以外の新事業も地域の方のニーズにお応えして展開していきます。
私たちの目標は地域の方に愛される薬局を2025年までに120店舗を展開できるように頑張っていきます。患者様1人1人に手厚いサポートができる薬局を展開することを目指していきます。
これから訪れる超高齢化社会の中で、地域の方に必要とされる薬局、地域の方を笑顔にできる薬局を必ず作っていきますので、これからもよろしくお願いいたします。